知っておきたい薄毛の指標 ハミルトン・ノーウッド分類

知っておきたい薄毛の指標 ハミルトン・ノーウッド分類

美容を知りたい

先生、『AGAのハミルトン・ノーウッド分類』って、何ですか?

美容の研究家

良い質問だね!ハミルトン・ノーウッド分類は、簡単に言うと、男性特有の髪の毛が薄くなる状態が、どれくらい進んでいるかを段階的に分けたものなんだ。7段階で表されることが多いんだよ。

美容を知りたい

へえー、7段階もあるんですね!段階によって、症状は全然違うんですか?

美容の研究家

そうだよ。例えば、初期段階ではおでこが少し広くなる程度だけど、進行すると頭頂部も薄くなったりするんだ。日本では、ハミルトン・ノーウッド分類を少し変えた『高島分類』を使うことが多いよ。

AGAのハミルトン・ノーウッド分類とは。

男性特有の髪の毛が薄くなる症状について、その進行具合を段階的に表したものがいくつかあります。ジェームズ・ハミルトンさんとオタール・ノーウッドさんという方が作った表は、世界的に使われていますが、日本では、高島先生という方が、日本人に合うように工夫した表がよく使われています。

男性型脱毛症の進行度合いを測る

男性型脱毛症の進行度合いを測る

男性なら誰しもが経験する可能性のある抜け毛の悩み。特に、頭頂部や生え際が薄くなっていくタイプの抜け毛は、進行すると薄毛が目立つようになり、見た目の印象を大きく左右してしまいます。このようなタイプの抜け毛は「男性型脱毛症」と呼ばれるもので、放っておくと徐々に進行していくのが特徴です。

薄毛が気になり始めたら、まずは自分がどの程度の薄毛なのかを知ることが大切です。男性型脱毛症の進行度合いを測る指標として、一般的に用いられているのが「ハミルトン・ノーウッド分類」です。

これは、アメリカの皮膚科医であるハミルトン氏とノーウッド氏によって提唱された分類法で、抜け毛の進行パターンを7つの段階に分けています。具体的には、生え際の抜け方や頭頂部の毛量の減少度合いなどによって分類されます。

例えば、段階1は抜け毛がほとんど見られない状態、段階3は額の両側から髪の毛が後退し始め、いわゆるM字型に薄くなり始めた状態、そして段階7は最も進行した状態で、側頭部と後頭部に残った髪の毛もごくわずかになっている状態を指します。

自身の抜け毛の進行度合いを知ることは、適切な治療法を選択する上で非常に重要です。自己判断で治療を行うのではなく、専門医の診断のもと、自分に合った治療法を見つけるようにしましょう。

段階 状態
段階1 抜け毛がほとんど見られない状態
段階3 額の両側から髪の毛が後退し始め、いわゆるM字型に薄くなり始めた状態
段階7 最も進行した状態で、側頭部と後頭部に残った髪の毛もごくわずかになっている状態

分類と特徴

分類と特徴

– 分類と特徴抜け毛の進行度合いを測る指標として、ハミルトン・ノーウッド分類が広く知られています。この分類は、大きく分けて7つのステージに分けられます。ステージ1は、初期段階と言えるでしょう。この時期はまだ目立った抜け毛は見られず、ほとんどの方が健やかな髪の状態を保っています。しかし、ステージ2に進むと、額の生え際や頭頂部のあたりから薄毛が始まります。鏡を見るたびに、額が広くなったように感じたり、頭頂部の髪のボリュームが減ってきたように感じたりするかもしれません。ステージ3以降は、薄毛の進行がより顕著になります。額の生え際はさらに後退し、アルファベットの「M」字のような形に近づいていきます。また、頭頂部の薄毛も進行し、地肌が透けて見えるようになる方もいるでしょう。ステージが進むにつれて、脱毛の範囲はさらに広がっていきます。ステージ4では、額の生え際と頭頂部の脱毛部分が広がり、2つの部分が繋がるケースも出てきます。ステージ5では、頭皮がより広範囲に渡って露出するようになり、残った髪の毛も細く弱々しくなっていきます。そして最終段階であるステージ6と7では、頭頂部と側頭部の髪はほぼ完全に失われてしまいます。残るのは、後頭部や側頭部の一部に細く短い髪の毛だけとなるでしょう。このように、ハミルトン・ノーウッド分類を用いることで、抜け毛の進行度合いをある程度把握することができます。ただし、これはあくまで目安であり、自己判断は危険です。正確な診断や適切な治療法については、専門医に相談することをおすすめします。

ステージ 特徴
ステージ1 目立った抜け毛なし、健やかな状態
ステージ2 額の生え際や頭頂部が薄くなる
ステージ3 額の生え際が後退し「M」字型に、頭頂部の薄毛進行
ステージ4 額と頭頂部の脱毛部分が繋がり始める
ステージ5 頭皮が広範囲に露出、残った髪も細くなる
ステージ6/7 頭頂部と側頭部の髪はほぼ完全に消失

日本における分類

日本における分類

– 日本における分類日本では、薄毛の状態を測る指標として、主に「高島分類」が用いられます。これは、元々は欧米で考案された「ハミルトン・ノーウッド分類」を基に、日本人の髪質や脱毛パターンに合わせて、より細かく分類し直したものです。ハミルトン・ノーウッド分類は、世界的にも広く知られる薄毛の進行度を示す分類法ですが、欧米人に比べて頭髪が細い傾向にある日本人男性には、細かな違いを捉えきれないという側面がありました。そこで、日本の皮膚科医である高島勲氏が、日本人に特化した分類法として「高島分類」を提唱しました。高島分類は、ハミルトン・ノーウッド分類よりもさらに細かく分類されており、より正確に薄毛の状態を診断できることが大きな特徴です。これにより、患者さん一人ひとりの状態に合わせた、より適切な治療法を選択することが可能になります。薄毛の治療においては、早期発見・早期治療が非常に重要です。少しでも薄毛が気になり始めたら、自己判断せずに、専門医に相談することをおすすめします。専門医の適切な診断と治療を受けることで、薄毛の進行を遅らせたり、髪の毛を取り戻せる可能性があります。

分類 説明
ハミルトン・ノーウッド分類 欧米で考案された世界的に広く知られる薄毛の進行度を示す分類法。
高島分類 ハミルトン・ノーウッド分類を元に、日本人の髪質や脱毛パターンに合わせてより細かく分類し直したもの。高島勲氏提唱。

分類はあくまでも目安

分類はあくまでも目安

薄毛に悩む男性の間で知られる、ハミルトン・ノーウッド分類や高島分類といったものがあります。これらは、あくまでも脱毛の進行度合いを大まかに把握するための目安に過ぎません。人の体質は千差万別であり、同じ分類に属していたとしても、脱毛の範囲や進行のスピードは一人ひとり異なります。
また、これらの分類は、あくまで医師が目視で確認できる範囲での判断に基づいています。正確な診断を下すためには、頭皮の状態や髪の毛の太さ、毛根の状態などを詳しく調べる必要があります。
AGA(男性型脱毛症)の治療法には様々な種類がありますが、どの治療法が最適かは、脱毛の進行度合いだけでなく、体質や生活習慣によっても異なります。自己判断で治療を行うことは大変危険です。AGAに悩んでいる方は、まずは専門医を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう

分類 説明 注意点
ハミルトン・ノーウッド分類, 高島分類 脱毛の進行度合いを大まかに把握するための目安 – あくまで目安であり、個人差がある
– 目視による判断のため、正確な診断には専門医の診察が必要
AGA治療 様々な種類がある(例:内服薬、外用薬、植毛など) – 自己判断は危険
– 専門医に相談し、適切な治療を受ける
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