サーミドライとは?気になる効果やダウンタイムを解説

サーミドライとは?気になる効果やダウンタイムを解説

美容を知りたい

先生、「サーミドライ」って最近よく聞くんですけど、どういうものなんですか?

美容の研究家

サーミドライはね、ワキ汗やにおいを抑える施術のことだよ。肌に小さな針を刺して、そこから熱を出すことで、汗を出す汗腺を壊してしまうんだ。

美容を知りたい

へえー!汗腺を壊してしまうんですか? 元に戻ったりしないんですか?

美容の研究家

一度壊れた汗腺は基本的には元に戻らないんだ。だから、サーミドライは半永久的に効果が期待できる施術と言われているんだよ。

サーミドライとは。

「美容と美容外科において、『サーミドライ』という言葉を耳にすることがあります。これは、高周波を肌の下に照射することで熱を発生させ、汗の量が多い、いわゆる多汗症や、わきがを治療する方法です。 わき汗やわきがの原因となる汗腺には、アポクリン汗腺とエクリン汗腺の二つがありますが、サーミドライはこれらの汗腺を破壊することで、汗の量とにおいを減らす効果があります。 治療には、専用の細い管を用いて高周波を肌の下に照射します。この熱によってわきのたるみが引き締まり、皮膚組織が刺激されることで、わき汗の量が改善されます。 また、使用する管は非常に細いため、皮膚への挿入部分は小さく、傷跡が目立ちにくいという利点もあります。」

サーミドライの概要

サーミドライの概要

– サーミドライの概要サーミドライは、わきの下に多く汗をかいてしまう症状や、わきの臭いに悩む方のために開発された治療法です。この治療法は、皮膚を切開することなく、高周波を皮膚の下に照射することで効果を発揮します。高周波が皮膚の奥深くまで到達すると、そこで熱が発生します。この熱は、汗を作り出す汗腺に直接作用し、その活動を抑制します。そのため、汗の量が減り、衣服の汗染みを気にすることが少なくなります。また、わきの臭いの原因となる物質は、汗と結びつくことで発生します。サーミドライは汗の分泌を抑えるため、臭いの発生源を根本から断つ効果も期待できます。従来のわきが治療には、皮膚を切開する手術が必要となる場合もありました。しかし、サーミドライは切開を必要としないため、傷跡が残る心配が少なく、治療後のダウンタイムも短いというメリットがあります。日常生活への影響が少なく、施術後すぐに普段通りの生活を送れる方が多い治療法です。

項目 内容
治療法名 サーミドライ
対象 わき汗が多い、わきの臭いが気になる
方法 高周波を皮膚の下に照射し、汗腺の活動を抑制
効果 – 汗の量を減らす
– わきの臭いを抑える
メリット – 切開不要
– 傷跡が残りにくい
– ダウンタイムが短い
– 日常生活への影響が少ない

サーミドライの仕組み

サーミドライの仕組み

– サーミドライの仕組みサーミドライは、気になるわき汗や臭いを抑えるために、汗腺そのものにアプローチする治療法です。肌への負担を抑えながら、効果的な結果を期待できるのが特徴です。施術では、まず治療を行う部位に局所麻酔をかけます。その後、極細の管であるカニューレを皮膚の下に挿入します。このカニューレの先端からは高周波(電磁波)が照射され、汗腺に直接熱エネルギーが伝わる仕組みです。高周波の熱エネルギーは、皮膚の表面ではなく、汗腺がある層にピンポイントに届くように設計されています。そのため、皮膚の表面に大きな負担をかけることなく、汗腺だけに集中的に作用させることができます。熱によって汗腺の機能が抑制されると、汗の分泌量が減少します。また、わきがの原因となるアポクリン汗腺にも効果を発揮し、臭いの発生を抑える効果も期待できます。サーミドライは、一度の施術で長期間効果が期待できるのもメリットです。施術後、個人差はありますが、数年間にわたり、汗や臭いの悩みから解放される方も少なくありません。

項目 内容
治療法 サーミドライ
効果 わき汗と臭いの抑制
対象 汗腺(特にアポクリン汗腺)
施術方法 1. 局所麻酔
2. カニューレ挿入
3. 高周波照射
作用機序 高周波の熱エネルギーにより汗腺の機能を抑制
メリット – 肌への負担が少ない
– 効果が長期間持続する可能性がある
効果持続期間 個人差あり(数年持続することも)

サーミドライの効果

サーミドライの効果

– サーミドライの効果サーミドライは、わきの下の多汗症治療として注目されていますが、その効果はどれくらい持続するのでしょうか?個人差はありますが、多くの場合、一度の施術を受けた後、数日から数週間で効果を実感し始めます。施術直後から劇的に汗が止まるわけではありませんが、徐々に汗の量が減っていくのを感じるでしょう。それと同時に、汗によるニオイも軽減されていきます。サーミドライの魅力は、その効果が長期間持続することです。個人差はありますが、一般的には数年程度、汗やニオイの悩みから解放されると言われています。これは、サーミドライが、汗腺に直接アプローチすることで、半永久的に汗の分泌を抑える効果を持つためです。しかし、時間の経過とともに効果が薄れてくる場合もあります。効果をより長く持続させるためには、定期的なメンテナンス治療を受けることが有効です。メンテナンス治療の間隔は、効果の持続期間や生活習慣によって異なりますので、医師に相談することをおすすめします。サーミドライは、一度の施術で長期間効果が期待できる画期的な治療法ですが、効果や持続期間には個人差があります。施術を受ける際には、医師にしっかりと相談し、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

項目 詳細
効果発現 数日から数週間後
効果実感 徐々に汗の量が減り、ニオイも軽減
効果持続期間 数年程度(個人差あり)
効果持続の理由 汗腺に直接アプローチし、半永久的に汗の分泌を抑えるため
効果持続のための対策 定期的なメンテナンス治療
注意点 効果や持続期間には個人差があるため、医師に相談

サーミドライの施術の流れ

サーミドライの施術の流れ

サーミドライの施術は、まず医師とのカウンセリングから始まります。患者様一人ひとりの悩みや症状、そして治療に対する希望などをじっくりとお伺いします。その上で、患者様に最適な治療計画を立てていきますのでご安心ください。
カウンセリング後、いよいよ施術に入ります。まず、施術部位に局所麻酔を施しますので、施術中の痛みはほとんど感じません。麻酔がしっかりと効いていることを確認してから、髪の毛よりも細い極細のカニューレを皮膚の下に挿入していきます。そして、このカニューレを通じてマイクロ波を照射することで、汗腺に熱エネルギーを加えていきます。
マイクロ波は、水に反応して熱を発生させるという性質を持っているため、水分を多く含む汗腺だけに選択的に作用します。そのため、皮膚の表面や他の組織にダメージを与えることなく、効果的に汗腺の機能を抑制することができるのです。施術時間は症状や部位にもよりますが、両脇の場合、約1時間程度で終了します

段階 説明
カウンセリング – 患者の悩みや症状、治療希望などを医師が丁寧に聞き取り。
– 個々の患者に最適な治療計画を立案。
施術準備 – 施術部位に局所麻酔を施し、痛みを抑制。
– 麻酔の効果を確認後、施術を開始。
施術 – 髪の毛よりも細い極細のカニューレを皮膚下に挿入。
– カニューレを通じてマイクロ波を照射し、汗腺に熱エネルギーを加える。
– マイクロ波は水に反応して発熱するため、汗腺に選択的に作用し、効果的に機能を抑制。
– 施術時間:両脇の場合、約1時間程度(症状や部位により異なる)。

サーミドライのダウンタイム

サーミドライのダウンタイム

– サーミドライのダウンタイムサーミドライは、メスを使わずに皮膚内部へ高周波を照射し、汗腺の働きを抑える施術です。そのため、従来の手術に比べて、ダウンタイムが短いという大きなメリットがあります。施術直後は、照射部位に多少の赤みや熱感、腫れを感じる場合がありますが、ほとんどの場合、数時間から長くても1日程度で落ち着いていきます。個人差はありますが、内出血が出る可能性もゼロではありません。しかし、万が一内出血が出たとしても、1週間から10日程度で自然に消えていくので、過度に心配する必要はありません。施術後の日常生活への影響も少なく、シャワーや入浴は、当日もしくは翌日から可能です。ただし、施術部位をゴシゴシとこすったり、熱いお湯を長時間浴びたりするのは控えましょう。洗顔料やボディソープも、刺激の少ないものを選ぶように心がけてください。また、施術の効果を最大限に引き出し、ダウンタイムをスムーズに過ごすためには、施術後数日間は、激しい運動やサウナ、飲酒などは控えるようにしましょう。これらの行為は、血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。サーミドライは、ダウンタイムが短い施術ではありますが、施術後の過ごし方によって、効果や回復期間は異なってきます。医師の指示に従い、適切なケアを行うように心がけましょう。

項目 内容
施術方法 皮膚内部へ高周波を照射し、汗腺の働きを抑える
ダウンタイム 短い
施術直後 赤み、熱感、腫れ (数時間~1日で落ち着く)
内出血 可能性は低いが、1週間~10日で自然に消える
シャワー・入浴 当日もしくは翌日可 (ゴシゴシこすったり、熱いお湯を長時間浴びるのはNG)
洗顔料・ボディソープ 刺激の少ないものを使用
施術後数日間控えること 激しい運動、サウナ、飲酒

サーミドライのリスク・副作用

サーミドライのリスク・副作用

サーミドライは、わきの下の多汗症治療において、メスを使わない施術として広く知られており、その安全性も評価されています。しかし、どんな医療行為にも、多かれ少なかれリスクや副作用が存在することを忘れてはなりません。
サーミドライを受けた後、稀にではありますが、火傷や皮膚の赤み、腫れといった症状が現れることがあります。また、内出血や、施術部位に痛みやしびれを感じる方もいらっしゃいます。これらの症状は、ほとんどの場合、一時的なものであり、数日から数週間かけて自然に治まっていくことがほとんどです。
しかし、症状の重さや持続時間には個人差があり、中には不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、サーミドライ施術後、少しでも気になる症状が出た場合は、自己判断せずに、速やかに医師に相談することをお勧めします。医師による適切な診察と対応を受けることで、安心して施術後の経過を過ごすことができます。

項目 内容
施術 サーミドライ
対象 わきの下の多汗症
特徴 メスを使わない施術、安全性が高い
副作用(稀) 火傷、皮膚の赤み、腫れ、内出血、痛み、しびれ
副作用の経過 ほとんどの場合、一時的で数日から数週間で自然に治まる
推奨事項 気になる症状が出た場合は、自己判断せずに医師に相談
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