脱毛手術のすべて

脱毛手術のすべて

美容を知りたい

先生、『脱毛のオペ』ってよく聞くんですけど、オペってどういう意味ですか?

美容の研究家

『オペ』は手術のことだよ。皮膚や粘膜などを切って、何らかの処置をすることを手術と言うんだ。短く『オペ』と呼ぶんだよ。

美容を知りたい

じゃあ、『脱毛のオペ』は、手術でムダ毛をなくすってことですね。でも、どうして『外科』って言うんですか?

美容の研究家

昔は手術は主に体の表面の治療で行われていたから、『外』を治療するという意味で外科と言うようになったんだよ。今では、体の中を治療する場合も外科と言うけどね。

脱毛のオペとは。

美容と美容外科でよく使われる言葉「脱毛のオペ」について説明します。「オペ」とは、治療のために皮膚や粘膜などを切って何らかの処置をする「手術」の略語です。日本で「外科」と呼ばれるものは、西洋ではラテン語の「手のわざ」という意味の言葉に由来しています。つまり、外科の代表的な治療法は、手を血で汚しながら行う手術と言えるでしょう。かつて手術は、主に体の表面の病巣に対して行われていました。そのため、体の外側を治療するという意味で「外科」という言葉が使われ、体の内側を治療する「内科」と対比されてきました。

手術とは

手術とは

治療の一環として行われる手術は、皮膚や粘膜、その他組織を切開し、何らかの処置を行うことを指します。よく耳にする「オペ」という言葉は、英語の「Surgery」や「Operation」を略したものです。手術という言葉のルーツは、ラテン語の「cheirurgia(手のわざ)」に遡ります。これは、外科における典型的な処置が、手を用いて患部を治療することであることを示しています。西洋の言葉で外科を表す言葉も、このラテン語が由来となっています。

かつて手術は、主に体表面に見られる病気の変化に対して行われていました。そのため、体の外側を治療するという意味で「外治」と呼ばれ、体の内側を治療する内科と対比されてきました。この「外治」という言葉からも、手術が当初は体の表面を対象とした治療法であったことが窺えます。具体的には、外傷や皮膚の腫瘍、化膿した部分などを切開したり、縫合したりする処置が中心でした。内臓などの体の内部を治療する手術は、麻酔法や消毒法の進歩とともに発展してきました。

現代では、手術は様々な病気の治療に用いられています。例えば、虫垂炎や胆石症、がんといった病気の治療に手術が欠かせない場合があります。また、骨折や脱臼などの怪我の治療にも手術が行われます。さらに、美容を目的とした手術も広く行われるようになってきました。例えば、目や鼻の形を変える、あるいはシワやたるみを改善するといった手術が挙げられます。このように、手術は医療において非常に重要な役割を担っており、その適用範囲は多岐にわたっています。技術の進歩に伴い、より安全で体に負担の少ない手術法も開発されており、患者にとってより良い治療の選択肢となっています。今後も医療技術の進歩とともに、手術の役割はますます重要になっていくと考えられます。

項目 説明
手術の定義 皮膚や粘膜、その他組織を切開し、何らかの処置を行う治療。
語源 ラテン語の「cheirurgia(手のわざ)」
歴史 かつては体表面の病気(外治)を対象としていた。麻酔法や消毒法の進歩とともに内臓手術も発展。
現代の役割 様々な病気(虫垂炎、胆石症、がん、骨折、脱臼など)や美容目的にも使用。
将来 技術の進歩により、より安全で体に負担の少ない手術法が開発され、役割はますます重要に。

脱毛と手術

脱毛と手術

体毛を取り除く方法は様々ですが、手術という手段も存在します。手術で体毛を取り除く場合は、ほとんどが医療上の理由によります。例えば、体毛が濃すぎる、あるいは皮膚の中に毛が埋もれてしまうといった症状に悩んでいる場合、手術によって毛を根本から取り除くことができます。また、性別を変えるための手術の一環として、手術で体毛を取り除くこともあります。

手術による体毛の除去は、他の方法と比べて効果が確実です。一度手術を受ければ、半永久的に体毛が生えてこなくなるという利点があります。レーザー脱毛のように、定期的に施術を受ける必要もありません。しかし、手術には傷が残る可能性があること、また、ばい菌が入ってしまう危険性もあることを忘れてはいけません。手術痕は体質や手術の部位、術後のケアによって目立ちやすさが変わります。傷跡が目立つと、見た目が気になるだけでなく、精神的な負担になる場合もあります。感染症のリスクも軽視できません。適切な処置が行われなければ、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。

ですから、手術で体毛を取り除くかどうかを決める時は、必ず医師とじっくり話し合い、良い点と悪い点をよく考えて慎重に判断することが大切です。医師は、個々の症状や体質、生活習慣などを考慮した上で、最適な治療法を提案してくれます。手術以外の方法、例えばレーザー脱毛や光脱毛なども検討し、それぞれのメリットとデメリットを比較することも重要です。最終的には、自分自身で納得のいく選択をすることが大切です。医師の説明をよく聞き、疑問点があれば積極的に質問し、十分な情報を得た上で判断しましょう。

項目 内容
手術の目的 医療上の理由(体毛が濃すぎる、埋没毛など)、性別適合手術
メリット 半永久的な効果、施術の頻度が少ない
デメリット 傷跡が残る可能性、感染症のリスク
注意点 医師とよく相談し、メリット・デメリットを理解した上で、他の脱毛方法(レーザー、光脱毛など)も比較検討し、最終的に自身で納得のいく選択をする。

手術の種類

手術の種類

体毛をなくすための処置には、様々な方法があります。大きく分けて、光を使った方法、電気を使った方法、そして外科的な方法の3種類が代表的です。それぞれの方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。

まず、光を使った方法では、レーザーという光を毛の根元に当てて、毛を生やす力を弱めます。レーザーの光は黒い色に反応しやすい性質があるため、黒い毛には効果が高いと言われています。一方で、白や金髪の毛には効果が薄い場合もあり、注意が必要です。広範囲の処置に向いており、比較的短い時間で施術を終えることができます。

次に、電気を使った方法では、細い針を毛穴の一つ一つに差し込み、電気を流して毛の根を破壊します。レーザーとは違い、毛の色に関係なく効果を発揮するため、どんな毛質の人でも施術を受けることができます。一方で、一つ一つの毛穴に針を刺していくため、時間がかかるという難点もあります。特に、広い範囲を処置する場合には、かなりの時間を要することもあります。また、施術中の痛みも比較的強いと言われています。

最後に、外科的な方法では、メスを使って毛根ごと皮膚を切り取ります。この方法は、他の方法に比べて確実に毛をなくすことができます。しかし、皮膚を切開するため、傷跡が残る可能性があるという大きな欠点があります。また、処置できる範囲も限られます。

どの方法が自分に合っているかは、毛質や処置したい場所、そして個人の考え方によって大きく変わってきます。医師としっかり話し合い、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、最適な方法を選びましょう。費用や施術にかかる時間も考慮に入れることが大切です。

方法 原理 利点 欠点 適応
光(レーザー) レーザーを毛の根元に照射し、毛を生やす力を弱める 広範囲の処置に向く、施術時間が短い 白や金髪の毛には効果が薄い場合がある 黒い毛、広範囲の脱毛
電気 針を毛穴に差し込み電気を流して毛根を破壊 毛の色に関係なく効果を発揮 時間がかかる、痛みが強い あらゆる毛質、少量の脱毛
外科手術 メスで毛根ごと皮膚を切り取る 確実に毛をなくせる 傷跡が残る可能性がある、処置範囲が限られる 確実に脱毛したい部分、少量の脱毛

手術の流れ

手術の流れ

永久脱毛の手順は、いくつかの段階に分かれています。まず初めに、医師との相談があります。ここでは、患者さんの脱毛に関する希望や悩み、毛の性質や肌の状態、アレルギーの有無などを詳しく確認します。これらを基に、最適な脱毛方法や施術範囲、費用、起こりうる副作用などについて丁寧に説明を受け、納得した上で施術方法を決定します。

施術当日、まず施術する部位を清潔に消毒し、痛みを和らげるために麻酔クリームを塗ります。麻酔の効果が現れるまで少し時間を置いた後、いよいよ脱毛施術が始まります。施術時間は、脱毛する部位の広さや毛の量、そして選択した脱毛方法によって大きく変わってきます。小さな範囲であれば30分程度で終わることもありますが、広範囲の施術や複雑な場合は数時間かかることもあります。施術中は、多少の熱感や痛みを感じることもありますが、我慢できないほどの痛みではありません。もし強い痛みを感じた場合は、すぐに医師に伝えることが大切です。

施術が終わったら、施術部位を冷却して炎症を抑えます。また、炎症を抑える塗り薬や、場合によっては感染症を防ぐための飲み薬が処方されることもあります。施術後数日間は、患部を清潔に保つことが非常に重要です。激しい運動や飲酒、サウナ、熱いお風呂などは、血行を促進して炎症を悪化させる可能性があるため、しばらく控えるように指示されるでしょう。医師の指示を守り、適切なアフターケアを行うことで、より安全に、そして効果的に脱毛を行うことができます。定期的な通院が必要な場合もありますので、医師の指示に従って下さい。

手術の流れ

手術後のケア

手術後のケア

手術後のお手入れは、望んだとおりの結果を得て、肌のトラブルを防ぐ上で大変重要です。担当のお医者様の指示をしっかり守り、適切なお手入れを心がけましょう。

まず、清潔を保つことが大切です。手術を受けた部分は、とてもデリケートになっています。細菌が入らないよう、清潔な状態を保ちましょう。お医者様から指示された洗浄方法や消毒薬がある場合は、それに従って丁寧にケアしてください。ゴシゴシこすったりせず、優しく洗い流すようにしましょう。

保湿も欠かせません。手術後は、肌が乾燥しやすくなっています。乾燥は肌への負担となるため、保湿クリームなどでしっかりと潤いを与えましょう。お医者様から指定された保湿クリームがあれば、それを使用してください。もし指定がない場合は、低刺激性のものを使用するのがおすすめです。肌に合わないと感じた場合は、すぐに使用を中止し、お医者様に相談しましょう。

紫外線対策も重要です。手術後の肌は、紫外線の影響を受けやすくなっています。外出時には、日焼け止めをこまめに塗り直しましょう。日焼け止めは、肌への負担が少ないものを選びましょう。また、日傘や帽子、長袖の服なども活用し、なるべく肌を日光に当てないようにすることが大切です。

手術後、数日間は、赤み、腫れ、かゆみなどの症状が出る場合があります。これらは多くの場合、一時的なもので、数日で治まります。しかし、強い痛みや熱が出た場合は、すぐに病院へ連絡しましょう。自己判断で市販薬を使用するのではなく、必ずお医者様に相談してください。適切なお手入れと早期の対応で、より良い結果を得ることができ、トラブルを防ぐことに繋がります。

お手入れ項目 詳細
清潔 ・手術部位を清潔に保つ
・指示された洗浄方法・消毒薬を使用
・優しく洗い、こすらない
保湿 ・保湿クリームで潤いを保つ
・指定のクリームがあれば使用
・低刺激性のものを使用
・肌に合わない場合は使用中止し、医師に相談
紫外線対策 ・日焼け止めをこまめに塗る
・肌に負担の少ない日焼け止めを選ぶ
・日傘、帽子、長袖の服などを活用
術後の症状への対応 ・赤み、腫れ、かゆみは数日で治まることが多い
・強い痛みや熱が出たら病院へ連絡
・自己判断で市販薬を使用しない

手術の費用

手術の費用

体毛を取り除くための手術にかかる費用は、毛を取りたい場所や手術の方法、病院によって大きく変わります。様々な方法があり、それぞれ費用が異なるため、よく理解しておくことが大切です。

まず、光を使った脱毛では、1回あたり数千円から数万円ほどかかります。費用は照射する範囲の広さによって異なり、例えば、わきの下のような狭い範囲であれば数千円、脚全体のような広い範囲であれば数万円かかることもあります。また、施術を受ける回数も費用に影響します。

次に、電気を使って毛根を処理する方法では、1時間あたり数千円から1万円程度が目安となります。この方法は、光脱毛に比べて、毛1本ずつ処理していくため、時間と費用がかかる傾向があります。特に、広範囲の脱毛を希望する場合は、多くの時間と費用が必要になります。

最後に、メスを使って皮膚を切開し、毛根ごと取り除く方法では、数万円から数十万円と高額になります。この方法は、他の方法に比べて、確実に毛を取り除くことができますが、傷跡が残る可能性もあるため、医師とよく相談することが重要です。どの方法を選ぶ場合でも、麻酔の費用や薬の費用が別途かかる場合もあるので、事前に病院で確認しましょう

手術を受ける前に、複数の病院で見積もりを比較検討することをおすすめします。それぞれの病院によって費用やサービス内容が異なるため、比較することで自分に合った病院を見つけることができます。また、費用を抑える方法として、一部の病院では分割払いを利用できる場合もあります。費用の支払いが難しい場合は、病院に相談してみましょう。

脱毛方法 費用 施術時間 備考
光脱毛 数千円~数万円/回 照射範囲による 施術回数により費用が変動
電気脱毛 数千円~1万円/時間 毛の量による 広範囲だと時間と費用が増加
手術(切開) 数万円~数十万円 傷跡が残る可能性あり

※麻酔代や薬代は別途かかる場合あり

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