
厄介なニキビの原因!ニキビ桿菌って?
- ニキビ桿菌とは
誰もが肌に持っている常在菌の一つに、ニキビ桿菌というものがあります。普段は特に悪影響を及ぼすことはなく、むしろ肌の表面を弱酸性に保ち、他の細菌から肌を守る役割を担っています。
しかし、毛穴に皮脂が詰まってしまうと、ニキビ桿菌はこれを栄養源として増殖し、炎症を引き起こしてしまうのです。これが、いわゆる「ニキビ」の状態です。
皮脂は本来、肌の水分を保ち、乾燥や外部からの刺激から守るために分泌されています。しかし、食生活の乱れやストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって皮脂の分泌量が過剰になると、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
毛穴が詰まった状態は、ニキビ桿菌にとって皮脂が豊富にあり、酸素が少ないという、まさに増殖に最適な環境です。そのため、ニキビ桿菌が増殖し、炎症を起こしやすくなるのです。
ニキビを予防するためには、皮脂の分泌量を適切に保つことが大切です。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。また、洗顔で毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とすことも重要です。