
美肌のカギ!細胞間脂質で潤いをキープ
私たちの肌の一番外側にある角層は、レンガを積み重ねた壁のように、角層細胞が規則正しく並んでいます。そして、レンガとレンガの間を埋めるモルタルのように、細胞と細胞の間を満たしているのが細胞間脂質です。
細胞間脂質は、セラミド、コレステロール、脂肪酸など、複数の油性の保湿成分で構成されています。これらは、まるでセメントのように角層細胞同士をしっかりとつなぎとめ、肌の構造を維持する上で非常に重要な役割を担っています。
もし、細胞間脂質が不足してしまうと、角層細胞の隙間が広がり、肌のバリア機能が低下してしまいます。その結果、肌は乾燥しやすくなり、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。逆に、細胞間脂質が十分に存在していれば、角層細胞は整然と重なり合い、肌はみずみずしさを保ち、外部からの刺激にも負けない、健康な状態を保つことができます。