フラップ法

- AGA治療におけるフラップ法とは？AGA（男性型脱毛症）の治療法として、様々な方法が考案されていますが、その中でも外科手術によって直接的に髪の毛を移植する「植毛」は、高い効果が期待できる治療法として知られています。植毛にはいくつか種類がありますが、その一つに「フラップ法」と呼ばれる方法があります。フラップ法は、後頭部や側頭部など、薄毛の影響を受けにくい部分から、皮膚ごと髪の毛を採取し、薄毛が気になる部分に移植する方法です。具体的には、採取する髪の毛の周りの皮膚を三方を切開し、残りの一辺を起点として、毛根を含む皮膚を薄く帯状に採取します。この帯状の皮膚片のことを「フラップ」と呼びます。採取したフラップは、血流を維持したまま、薄毛の部分に移動させ、縫合して固定します。後頭部や側頭部の髪の毛は、AGAの影響を受けにくいため、移植された髪の毛もそのまま生え変わりを続け、薄毛を改善することが期待できます。フラップ法は、一度に多くの髪の毛を移植できるというメリットがある一方で、手術の規模が大きくなるため、他の植毛方法と比べて傷跡が目立ちやすいというデメリットもあります。また、手術後の腫れや痛み、頭皮の違和感などが生じる場合もあるため、医師とよく相談し、自身にとって最適な治療法を選択することが大切です。