
目元の印象を大きく変える、蒙古ひだについて
蒙古ひだとは、目頭の部分を覆っている、ひだ状の皮膚のことを指します。医学用語では内眼角贅皮と呼ばれています。このひだは、東洋人、特に日本人や韓国人、中国人などに多く見られる身体的特徴です。西洋人ではほとんど見られません。生まれたときから存在し、成長と共に変化することもありますが、病気ではありませんので、健康上の問題はありません。
蒙古ひだがあると、目頭部分が覆われて、目が実際よりも小さく見えたり、目と目の間が広く離れて見えたりすることがあります。また、二重まぶたのラインにも影響を与え、目頭側で二重の線が途切れてしまう、末広型の二重になりやすい傾向があります。そのため、蒙古ひだの有無によって、顔全体の印象が大きく変わると言えるでしょう。
近年では、美容に対する意識の高まりから、蒙古ひだを解消したいという人が増えています。美容整形では、目頭切開という方法で蒙古ひだを切除し、目頭をすっきりさせることができます。目頭切開によって、目が大きくはっきりとした印象になり、目と目の間の距離も狭く見える効果が期待できます。また、平行型の二重まぶたにしたい場合にも、目頭切開は有効な方法です。ただし、目頭切開は外科手術を伴うため、施術を受ける際には、信頼できる医療機関を選び、医師とよく相談することが大切です。術後の腫れや内出血などのリスクについても、きちんと理解しておく必要があります。蒙古ひだは身体的特徴の一つであり、必ずしも解消する必要はありませんが、もし気にしているのであれば、美容整形という選択肢もあることを知っておくと良いでしょう。