わきが手術のすべて

わきが手術のすべて

美容を知りたい

わきが手術って、いろいろ種類があるんですね。剪除法とマイクロリムーブ法って、どんな違いがあるんですか?

美容の研究家

そうだね、いくつか方法があるね。剪除法は脇の下を切って、汗腺を直接見て取り除く方法だよ。傷は少し大きくなるけど、成功率が高いと言われているよ。マイクロリムーブ法は小さな穴から器具を入れて汗腺を壊す方法で、傷は小さいけど、剪除法に比べると効果が弱い場合もあるんだ。

美容を知りたい

なるほど。傷が小さい方がいいけど、効果も大事ですよね。他に方法はあるんですか?

美容の研究家

そうだね。他にはミラドライという方法もあるよ。これは切らずにマイクロ波で汗腺を壊す方法で、傷が残らないのが特徴だ。効果も比較的長く続くと言われているよ。どの方法が良いかは、わきがの程度や、傷跡の大きさなど、それぞれメリット・デメリットがあるので、医師とよく相談することが大切だね。

わきが手術とは。

美容と美容外科に関する「わきが手術」について説明します。わきが手術には、大きく分けて、直接目で見て行う方法と、目で直接見ずに器具などを使って行う方法があります。

直接目で見て行う方法は、現在多くの病院で行われている方法で、切り取る方法とも呼ばれます。わきの下を3~5センチメートルほど切って、皮膚を裏返して、粒状になっているアポクリン汗腺を直接目で確認しながら取り除きます。成功する割合は高いですが、傷口が他の方法に比べて長いため、縫合の技術が高い医師に手術してもらうのが望ましいです。

目で直接見ずに器具などを使って行う方法には、マイクロリムーブ法という方法があり、傷口が最も小さく、効果が高いと言われています。わきの下のしわに沿って1センチメートルほどの小さな穴を開け、そこから特殊な器具を入れて、わきがの原因となるアポクリン汗腺と皮脂腺を壊して取り除きます。

また、わきがの程度が軽い場合は、「ミラドライ」という切らない治療法もあります。ミラドライは、マイクロ波という電磁波を当てることで、汗と臭いの原因となる汗腺を壊します。傷跡が残らず、中程度から重い多汗症やわきがを根本から解決できるため、腫れなどもすぐに引きます。

未成年の方でも、保護者の同意があれば受けられるため、思春期を迎えた中学生や高校生にも人気です。施術時間は両わきで約1時間と短く、効果が長く続くのも利点です。「ボトックス注射は効果が短いのが不満」「根本から治療したいけど、手術は怖い」という方から多くの支持を受けている、安心できる施術です。

わきが手術の種類

わきが手術の種類

体臭に悩む方にとって、手術は根本的な解決策となる場合があります。わきが手術は、大きく分けて直接目視下で行う方法と、目視をせずに器具を用いて行う方法の二種類があります。

まず、直接目視下で行う方法は、一般的に剪除法と呼ばれ、多くの病院で採用されています。この方法では、脇の下を3~5センチほど切開し、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を直接確認しながら取り除きます。アポクリン汗腺を確実に除去できるため、高い効果が期待できる点が大きな利点です。一方で、切開部分が大きいため、術後の傷跡が目立つ可能性があります。傷跡を最小限にするためには、縫合技術に優れた医師を選ぶことが重要です。

次に、目視せずに器具を用いて行う方法は、代表的なものとしてマイクロリムーブ法が挙げられます。この方法では、わきの下のしわに沿って1センチほどの小さな切開をし、そこから専用の器具を挿入してアポクリン汗腺を破壊・除去します。切開部分が小さいため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。しかし、直接目視下で行う方法と比べると、アポクリン汗腺の除去が不十分になる場合もあり、再発のリスクも考慮する必要があります。どちらの方法も一長一短であるため、医師とよく相談し、自分の体質や生活スタイルに合った方法を選択することが大切です。

また、手術以外にも、制汗剤や塗り薬、ボツリヌス毒素注射など、様々な治療法があります。まずは、皮膚科専門医を受診し、適切な治療法について相談することをお勧めします。症状や体質に合わせた最適な方法を選ぶことで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

手術方法 説明 メリット デメリット
直接目視下(剪除法) 脇の下を3〜5cm切開し、アポクリン汗腺を直接確認・除去 高い効果が期待できる 傷跡が目立つ可能性がある
目視せず器具使用(マイクロリムーブ法) 1cmほどの小さな切開から器具を挿入し、アポクリン汗腺を破壊・除去 傷跡が目立ちにくい アポクリン汗腺の除去が不十分になる場合があり、再発の可能性もある

その他:制汗剤、塗り薬、ボツリヌス毒素注射など

まずは皮膚科専門医に相談

直視下手術の特徴

直視下手術の特徴

直視下手術は、その名前の通り、医師が目で直接患部を確認しながら行う手術方法です。メスを用いて皮膚を切開し、患部を露出させることで、より正確な診断と治療が可能となります。わきがの原因となるアポクリン汗腺を、皮膚の下から直接目で見て取り除くことができるため、取り残しが少なく、再発の可能性を低く抑えることが期待できます。熟練した医師であれば、ほぼ全てのアポクリン汗腺を除去することも可能です。

しかし、直視下手術には、わきの下に3センチから5センチ程度の切開が必要という欠点もあります。これは、手術を行う上で十分な視野を確保するために必要な処置ですが、どうしても傷跡が残ってしまうというデメリットがあります。傷跡の程度は、医師の技術力や体質、術後のケアによって大きく左右されます。手術後は、医師の指示に従って適切なケアを行い、傷跡を最小限に抑えるよう努めましょう。傷跡を目立たなくする工夫として、切開線を皮膚のしわに沿わせるなど、様々な方法が用いられています。

また、直視下手術は、他の手術方法と比較して、手術時間が比較的長い傾向があります。通常、片側の手術に1時間から2時間程度かかり、両わきの手術を行う場合はさらに時間がかかります。手術中は、局所麻酔が用いられますが、手術時間が長いため、ある程度の体力的、精神的な負担は避けられません。

費用に関しては、健康保険が適用されないため、比較的高額になることが多いです。費用は病院や手術内容によって異なりますので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。手術を受ける際には、費用だけでなく、医師の経験や実績、病院の設備なども考慮し、総合的に判断するようにしましょう。

項目 内容
手術方法 医師が目で直接患部を確認しながら行う手術
メリット ・正確な診断と治療が可能
・アポクリン汗腺の取り残しが少なく、再発の可能性が低い
・熟練した医師であれば、ほぼ全てのアポクリン汗腺を除去可能
デメリット ・3センチから5センチ程度の切開が必要で傷跡が残る
・手術時間が比較的長い(片側1時間~2時間)
・健康保険適用外で比較的高額
その他 ・傷跡の程度は、医師の技術力や体質、術後のケアによって左右される
・切開線を皮膚のしわに沿わせるなど、傷跡を目立たなくする工夫がある
・手術中は局所麻酔を使用
・費用は病院や手術内容によって異なる

非直視下手術の特徴

非直視下手術の特徴

わきが対策の手術には、大きく分けて、皮膚を切開して直接患部を確認しながら行う方法と、皮膚を小さく切開し、直接見ないで患部を処置する方法があります。後者を非直視下手術と呼びます。代表的な術式にマイクロリムーブ法などがあり、小さな穴から特殊な器具を挿入し、わきがの原因となるアポクリン汗腺を破壊、あるいは除去します。

この非直視下手術の大きな利点は、傷口が小さいため、術後の傷跡が目立ちにくいことです。わきの下に数ミリ程度の小さな切開部を作るだけなので、傷跡を気にされる方に向いています。また、手術時間も比較的短く、30分から1時間程度で終了する場合が多いです。比較的短時間で施術が完了するため、身体への負担も少なく、術後の回復も早い傾向があります。

一方で、直接患部を確認しながら行う手術と比べて、アポクリン汗腺の除去精度がやや劣る可能性があります。医師は直接患部を見ることができないため、経験と勘に頼って手術を進める必要があり、取り残しがある可能性も否定できません。そのため、再発のリスクが若干高まる場合もあります。また、わきがの程度が重い場合や、多汗症も併発している場合は、非直視下手術では十分な効果が得られない場合があり、他の手術法が適していることもあります。費用については、健康保険が適用されないため、比較的高額となります。費用の面でも、他の手術法と比較検討する必要があります。医師とのカウンセリングで、わきがの状態や生活スタイル、希望などを伝え、最適な手術法を選択することが大切です。

項目 内容
手術の種類 非直視下手術(例:マイクロリムーブ法)
手術方法 小さな穴から器具を挿入し、アポクリン汗腺を破壊・除去
利点 傷跡が目立ちにくい、手術時間が短い、身体への負担が少ない、回復が早い
欠点 アポクリン汗腺の除去精度がやや劣る可能性、再発のリスクが若干高い、わきがの程度が重い場合や多汗症も併発している場合は効果が不十分な場合も、費用が高い
その他 健康保険適用外、医師とのカウンセリングで最適な手術法を選択

切らない治療法

切らない治療法

わきがの症状にお悩みの方の中には、手術という大きな決断をためらう方も少なくないでしょう。そのような方にとって、メスを使わずに治療できる切らない治療法は、魅力的な選択肢の一つです。

切らない治療法の中でも、ミラドライは近年注目を集めている治療法です。この治療法は、マイクロ波を利用してわきの下の汗腺を破壊することで、汗と臭いの発生を根本から抑えます。マイクロ波は皮膚の表面から照射されるため、皮膚を切開する必要がありません。そのため、傷跡が残る心配がなく、術後の腫れや痛みも軽度で済むことが多いです。また、施術時間も両わき合わせて約1時間と短く、忙しい方でも気軽に治療を受けられます。

ミラドライの大きなメリットは、その効果の持続期間にあります。ボトックス注射のように定期的に施術を受ける必要がなく、一度の施術で長期間効果が持続します。これは、マイクロ波によって汗腺自体が破壊されるためです。つまり、汗腺が再生しない限り、効果が持続すると言えるでしょう。

このように、ミラドライは手軽で効果的な治療法ですが、重度のわきがに悩む方には効果が薄い場合もあります。わきがの症状は人それぞれ異なるため、どの治療法が最適かは一概には言えません。ミラドライによる治療を検討している方は、事前に医師に相談し、ご自身の症状に合った治療法を選択することが大切です。医師とのカウンセリングを通して、治療内容やリスク、費用などについて十分な説明を受け、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

項目 内容
治療法 ミラドライ
治療対象 わきが
治療方法 マイクロ波を照射し、汗腺を破壊
メリット
  • メスを使わない
  • 傷跡が残らない
  • 術後の腫れや痛みが軽度
  • 施術時間が短い(両わき約1時間)
  • 効果が長期間持続
デメリット/注意点
  • 重度のわきがには効果が薄い場合がある
  • 医師とのカウンセリングが必要
その他 ボトックス注射のように定期的な施術は不要

未成年への施術

未成年への施術

思春期を迎えると、体臭の変化に敏感になり、わきがに悩むお子さんも少なくありません。思春期真っただ中の中高生にとって、わきがは大きな悩みの種となり、学校生活や人間関係にも影響を及ぼす可能性があります。早期に適切な治療を行うことで、わきがによる精神的な負担を軽減し、お子さんの健やかな成長をサポートできるでしょう。

わきがの手術は、未成年の方でも保護者の同意があれば受けることができます。保護者の方には、お子さんの悩みを真剣に受け止め、一緒に解決策を探ることが求められます。治療には、従来の手術以外にも、ミラドライのような切らない治療法があります。ミラドライは、マイクロ波を使って汗腺を破壊する治療法で、傷跡が残りにくく、痛みも少ないため、体に負担が少ないのが特徴です。ダウンタイムも短く、日常生活への影響も最小限に抑えることができます。そのため、学業や部活動で忙しい学生さんにも適した治療法と言えるでしょう。

ただし、未成年の方はまだ成長過程にあるため、施術を行う際には、お子さんの体の発達状況を考慮する必要があります。例えば、汗腺の数は成長とともに増加するため、施術の効果や持続期間にも影響を与える可能性があります。また、お子さんの精神的な成熟度も考慮し、治療に対する理解や協力を得られるように丁寧に説明する必要があります。

保護者の方と医師がしっかりと話し合い、お子さんの状況に合わせた最適な治療法を選択することが重要です。治療の内容やリスク、費用などについて十分に理解した上で、納得して治療に臨めるようにしましょう。わきがの治療は、お子さんの心身の健康を取り戻し、明るく自信に満ちた毎日を送るための第一歩となるはずです。

対象 問題 解決策 方法 メリット 注意点
思春期の中高生 わきがによる悩み、学校生活や人間関係への影響 早期の適切な治療 従来の手術、ミラドライ 精神的な負担の軽減、健やかな成長のサポート、傷跡が少ない、痛み少ない、ダウンタイム短い、日常生活への影響が少ない 成長過程のため体の発達状況を考慮、汗腺の数の増加による効果や持続期間への影響、精神的な成熟度を考慮、治療に対する理解と協力、保護者と医師の相談、治療内容・リスク・費用についての理解

手術後のケア

手術後のケア

わきがの手術を受けた後は、丁寧な術後ケアを行うことで、傷跡をきれいに治し、後遺症の危険性を小さくすることができます。医師の指示には必ず従い、適切な処置を心がけましょう。

まず、清潔な状態を保つことが大切です。患部は清潔にし、医師から処方された塗り薬を指示通りに塗布します。入浴に関しては、手術の方法や医師の指示によって異なりますが、一般的には手術の数日後から可能です。しかし、患部を強くこすったり、熱いお湯を浴びたりするのは避けましょう。ぬるめの温度で優しく洗い流すように心がけてください。

手術後数週間は、患部の腫れや皮下出血、痛みなどが続くことがあります。これは自然な経過であり、徐々に良くなっていくので心配はいりません。ただし、耐えられないほどの痛みや急激な腫れの増加、発熱といった症状が現れた場合には、すぐに医師に連絡し、指示を仰いでください。自己判断で市販の薬を使用したり、処置を中断したりすることは避けましょう。

傷の治りを早めるためには、日常生活での注意も重要です。激しい運動やお酒、たばこは、血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があるので、しばらくは控えましょう。バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠をとることで、体の回復力を高めることも大切です。また、手術後しばらくは、患部を圧迫するようなきつい服や下着は避け、ゆったりとしたものを着用しましょう。

医師の指示を守り、適切なケアを続けることで、より早く、よりきれいに治すことができます。気になることや不安なことがあれば、遠慮なく医師に相談しましょう。

カテゴリー 内容
清潔 患部を清潔に保ち、処方された塗り薬を指示通りに塗布する。
入浴 医師の指示に従う。一般的には手術の数日後から可能だが、患部を強くこすったり、熱いお湯を浴びたりするのは避ける。
術後の症状 腫れ、皮下出血、痛みなどは自然な経過。耐えられない痛みや急激な腫れの増加、発熱などの症状が出たらすぐに医師に連絡する。
日常生活での注意 激しい運動、飲酒、喫煙は避ける。バランスの良い食事と十分な睡眠をとる。患部を圧迫する服や下着は避ける。
医師との連携 指示を守り、適切なケアを続ける。気になることや不安なことがあれば医師に相談する。
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