手湿疹

- 脱毛の手湿疹とは脱毛の手湿疹は、その名の通り、脱毛の施術によって手がかぶれてしまう湿疹のことです。美容師や理容師など、お客様の毛に触れる機会が多い職業の方に多く見られます。では、なぜ脱毛の施術で手湿疹になってしまうのでしょうか？脱毛の施術では、お客様の毛を抜いたり、ワックス剤を塗ったりする際に、素手で触れることが多くあります。その際、毛に付着した細菌や、ワックス剤に含まれる化学物質が、施術をする方の手に触れてしまうことで、手がかぶれてしまうことがあります。また、脱毛の施術は、一日に何人ものお客様に対して行うため、手洗いの回数も多くなります。手洗いをすると、手の表面を覆っている皮脂膜が流れ落ちてしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。その結果、細菌や化学物質などの刺激に弱くなり、手湿疹を起こしやすくなってしまうのです。さらに、ゴム手袋による蒸れも、手湿疹の原因の一つと考えられます。ゴム手袋を長時間使用することで、手汗が蒸発しにくくなり、ムレが生じます。このムレが、手湿疹を悪化させる原因となることがあります。脱毛の手湿疹を予防するためには、こまめな保湿や手洗いの方法を見直すことが大切です。また、手荒れがひどい場合には、皮膚科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。