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サーミドライとは?気になる効果やダウンタイムを解説

- サーミドライの概要サーミドライは、わきの下に多く汗をかいてしまう症状や、わきの臭いに悩む方のために開発された治療法です。この治療法は、皮膚を切開することなく、高周波を皮膚の下に照射することで効果を発揮します。高周波が皮膚の奥深くまで到達すると、そこで熱が発生します。この熱は、汗を作り出す汗腺に直接作用し、その活動を抑制します。そのため、汗の量が減り、衣服の汗染みを気にすることが少なくなります。また、わきの臭いの原因となる物質は、汗と結びつくことで発生します。サーミドライは汗の分泌を抑えるため、臭いの発生源を根本から断つ効果も期待できます。従来のわきが治療には、皮膚を切開する手術が必要となる場合もありました。しかし、サーミドライは切開を必要としないため、傷跡が残る心配が少なく、治療後のダウンタイムも短いというメリットがあります。日常生活への影響が少なく、施術後すぐに普段通りの生活を送れる方が多い治療法です。
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ボトックスで脱毛?その仕組みと効果について

- ボトックスとはボトックスは、近年、その効果と安全性の高さから、多くの人が受ける美容医療として、広く知られるようになりました。ボトックスは、アラガン社の登録商標であり、A型ボツリヌス毒素を精製して作られた薬剤です。ボツリヌス毒素と聞くと、食中毒を連想し、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください。医療現場で使用されるボトックスは、厚生労働省によって認可されており、極めて低い濃度に調整されているため、安全性は確立されています。 ボトックスは、筋肉の動きを抑制する作用があります。表情筋に注入することで、筋肉の過剰な動きを抑え、表情じわの改善や小顔効果、えらの張りの軽減などが期待できます。また、ボトックスは、多汗症の治療にも用いられます。汗腺に注入することで、汗の分泌を抑え、脇汗や手のひらの汗を抑える効果があります。 ボトックス治療は、メスを使わないため、ダウンタイムが短いことも大きな特徴です。施術時間も短時間で済むため、忙しい方でも気軽に受けられます。ただし、効果の持続期間には個人差があり、効果は一般的に数ヶ月程度です。効果を維持するためには、定期的な施術が必要となります。
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知って得する!汗腺のひみつ

- 汗腺ってどんなもの? 私たちの肌には、目に見えないほどの小さな器官が無数に存在しています。その一つが、汗を作り出す汗腺です。 汗腺は、まるで体内の小さな泉のように、汗を分泌することで私たちの体を健やかに保つために重要な役割を果たしています。 一体どのようにして汗が作られ、私たちの体にどのような影響を与えているのでしょうか? 汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の二つの種類があります。エクリン汗腺は全身に分布しており、主に体温調節を担っています。暑い環境下や運動などで体温が上昇すると、エクリン汗腺から汗が分泌され、皮膚の表面から蒸発することで体温を下げる働きをします。 一方、アポクリン汗腺は脇の下や陰部など、特定の場所に集中して存在しています。アポクリン汗腺から分泌される汗は、エクリン汗腺からの汗よりもタンパク質や脂質を多く含んでおり、これが皮膚表面の細菌によって分解されることで独特の臭いを発します。 このように、汗腺は体温調節や老廃物の排出など、健康な状態を保つために欠かせない役割を担っています。
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ワキガ治療の決定版?イナバ式手術について解説

- イナバ式とは-# イナバ式とは「イナバ式」は、正式には「イナバ式皮下組織削除法」と呼ばれるわきが治療法です。この治療法の特徴は、わきがの原因物質であるアポクリン腺を直接取り除くことにあります。わきがに悩む多くの人にとって、その根本原因であるアポクリン腺を除去できることは、大きな魅力です。従来の治療法では、アポクリン腺を取り除くことは難しく、においを抑える効果も限定的でした。しかし、イナバ式はアポクリン腺を直接除去するため、高い効果と持続性が期待できます。この治療法は、わきのしわに沿って小さな切開を入れ、そこから特殊な器具を挿入して皮下組織を切除していきます。この際、アポクリン腺が含まれている皮下組織を重点的に除去することで、においの原因を根本から取り除くことを目指します。ただし、イナバ式は効果が高い一方で、いくつか注意すべき点もあります。例えば、全てのアポクリン腺を取り除くことは難しく、体質によってはにおいが再発する可能性もゼロではありません。また、手術には傷跡が残る可能性や、皮膚の感覚が鈍くなるなどのリスクも伴います。イナバ式を受けるかどうかは、医師とよく相談し、メリットとデメリットを理解した上で判断することが大切です。
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汗と臭いの関係:アポクリン汗腺の役割

私たちの皮膚には、汗を出す器官である汗腺が分布しています。汗腺には大きく分けて二つの種類があり、それぞれ役割や分泌する汗の成分、分布場所が異なります。一つはエクリン汗腺、もう一つはアポクリン汗腺です。 エクリン汗腺はほぼ全身の皮膚に分布しています。その数は非常に多く、全身で200万から500万個存在すると言われています。エクリン汗腺から分泌される汗の主な成分は水分と塩分であり、体温調節という重要な役割を担っています。暑い環境や運動などで体温が上昇すると、エクリン汗腺から汗が分泌され、皮膚表面で蒸発することで体温を下げるのです。生まれたばかりの赤ちゃんでも、エクリン汗腺は機能しており、体温調節に役立っています。エクリン汗腺から出る汗は無色透明で、分泌された直後はほぼ無臭です。しかし、皮膚の表面にいる細菌が汗に含まれる成分を分解することで、臭いが発生することがあります。 一方、アポクリン汗腺はワキの下や陰部、乳輪の周り、耳の中など、特定の場所に集中して分布しています。アポクリン汗腺はエクリン汗腺に比べて数が少なく、思春期を迎えるとホルモンの影響を受けて活発になります。アポクリン汗腺から分泌される汗は、エクリン汗腺の汗とは異なり、脂質やタンパク質、糖質などを含むため、少し白っぽく濁っています。この汗自体は無臭ですが、皮膚の常在菌によって分解されると、独特の臭いを発生させます。これがいわゆる体臭の原因となるのです。アポクリン汗腺は体温調節には直接関与しておらず、感情の変化やストレスなどによっても分泌が促されると考えられています。また、アポクリン汗腺の活動は、性ホルモンの影響を受けるため、加齢とともに分泌量は減少する傾向にあります。
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ワキガ治療の最新事情

脇の下から独特の強いにおいが発生する症状を「わきが」といいます。このにおいは、周囲に不快感を与えてしまうことがあり、悩みの種となる方も少なくありません。わきがの原因は、「アポクリン汗腺」という汗腺から出る汗にあります。 人間の皮膚には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という二種類の汗腺が存在します。エクリン汗腺はほぼ全身に分布し、体温調節のためにさらさらとした汗を分泌します。一方、アポクリン汗腺は脇の下や耳の中、陰部などに集中しており、脂質やタンパク質、アンモニアなどを含んだ粘り気のある汗を分泌します。このアポクリン汗腺から分泌された汗が、皮膚の表面に常在する細菌によって分解される際に、あの独特のにおいが発生するのです。 脇の下は、他の部位に比べて湿度が高く、細菌が繁殖しやすい環境です。そのため、アポクリン汗腺が存在する他の部位よりも、脇の下でわきがの症状が現れやすいのです。わきがになりやすい体質は遺伝的な要因が大きく、思春期以降に症状が現れることが多いとされています。 また、わきがは遺伝だけでなく、食生活や生活習慣も影響します。動物性脂肪や香辛料を多く摂取すると、汗の成分が変化し、においが強くなることがあります。また、ストレスを多く抱えている人も、アポクリン汗腺の活動が活発になり、わきがの症状が悪化する傾向があります。 わきが自体は病気ではありませんが、日常生活において人間関係や社会生活に影響を及ぼす可能性があります。においが気になる場合は、制汗剤やデオドラント剤を使用したり、清潔を心がけるなど、適切なケアを行うことが重要です。また、症状が強い場合は、医療機関で治療を受けることも可能です。専門医に相談し、自分に合った対処法を見つけるようにしましょう。
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わきが手術のすべて

体臭に悩む方にとって、手術は根本的な解決策となる場合があります。わきが手術は、大きく分けて直接目視下で行う方法と、目視をせずに器具を用いて行う方法の二種類があります。 まず、直接目視下で行う方法は、一般的に剪除法と呼ばれ、多くの病院で採用されています。この方法では、脇の下を3~5センチほど切開し、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を直接確認しながら取り除きます。アポクリン汗腺を確実に除去できるため、高い効果が期待できる点が大きな利点です。一方で、切開部分が大きいため、術後の傷跡が目立つ可能性があります。傷跡を最小限にするためには、縫合技術に優れた医師を選ぶことが重要です。 次に、目視せずに器具を用いて行う方法は、代表的なものとしてマイクロリムーブ法が挙げられます。この方法では、わきの下のしわに沿って1センチほどの小さな切開をし、そこから専用の器具を挿入してアポクリン汗腺を破壊・除去します。切開部分が小さいため、傷跡が目立ちにくいというメリットがあります。しかし、直接目視下で行う方法と比べると、アポクリン汗腺の除去が不十分になる場合もあり、再発のリスクも考慮する必要があります。どちらの方法も一長一短であるため、医師とよく相談し、自分の体質や生活スタイルに合った方法を選択することが大切です。 また、手術以外にも、制汗剤や塗り薬、ボツリヌス毒素注射など、様々な治療法があります。まずは、皮膚科専門医を受診し、適切な治療法について相談することをお勧めします。症状や体質に合わせた最適な方法を選ぶことで、より快適な生活を送ることができるでしょう。
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わきがを理解する:原因と対策

わきがとは、脇の下から独特の強いにおいが発生する状態を指し、医学的には腋臭症と呼ばれています。多くの人がこのにおいに悩まされ、日常生活に支障をきたす場合もあります。 この特有のにおいの主な原因は、アポクリン汗腺と皮膚常在菌の相互作用にあります。汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の二種類がありますが、わきがに関係するのはアポクリン汗腺です。アポクリン汗腺は脇の下や耳の中など特定の場所に多く存在し、脂質やたんぱく質、糖質などを含んだ汗を分泌します。この汗自体は分泌された直後は無臭ですが、皮膚の表面に常在する細菌がこの汗に含まれる成分を分解することで、独特のにおいを作り出すのです。エクリン汗腺は全身に分布し、体温調節のための水分の発散を主な役割としており、わきがのにおいとは直接的な関係はありません。 わきがの程度には個人差が大きく、ほとんどにおわない人もいれば、強いにおいを発する人もいます。においを強く感じることで、周囲の目を気にしたり、人と接することに不安を感じたりするなど、精神的なストレスを抱える人も少なくありません。 わきがの体質は遺伝的な影響が大きいことが知られています。両親のどちらかがわきがの場合、子供もわきがになる確率が高くなります。また、遺伝だけでなく、食生活や生活習慣もにおいの強さに影響を与えます。肉類などの動物性脂肪や、にんにく、唐辛子などの刺激の強い香辛料を多く摂取すると、においが強くなる傾向があります。反対に、野菜中心の食生活を心がけることで、においを多少軽減できる可能性があります。 毎日の入浴やこまめな着替えなど、清潔にすることでにおいを抑えることはできますが、汗腺の活動自体を抑えることは難しいため、根本的な解決にはなりません。においが気になる場合は、制汗剤を使用したり、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。
その他

多汗症を理解する:原因と対策

多汗症とは、周囲の温度や運動量に関わらず、過剰に汗をかいてしまう状態のことです。人は誰でも暑い時や運動をした時には汗をかきますが、多汗症の方は必要以上に大量の汗をかいてしまい、日常生活に支障をきたすこともあります。例えば、人と握手をするときにためらってしまったり、書類を書いていると紙が汗で濡れてしまったり、服に汗ジミができてしまうなど、様々な場面で困ってしまうことがあります。日本では人口の約5%が、この多汗症に該当すると言われています。 多汗症は、汗の病気であることから、ワキガと混同されることもありますが、これらは別の病気です。ワキガはアポクリン腺という汗腺から出る汗が皮膚の細菌によって分解されることで臭いを発するのに対し、多汗症はエクリン腺という別の汗腺から出る汗が原因となることが多いです。ワキガは臭いが主な症状であるのに対し、多汗症は汗の量が多いことが主な症状です。もちろん、アポクリン腺からの発汗が過剰になることで汗の量も多くなり、臭いも伴うケースもあります。 私たちの体には約400万個もの汗腺があると言われています。そのうち、ワキガに関係するアポクリン腺は約100万個、多汗症に関係するエクリン腺は約300万個存在します。これらの汗腺は、自律神経である交感神経によってコントロールされています。通常、多汗症とはエクリン腺から出る汗が多い状態のことを指しますが、アポクリン腺も含めた汗の分泌量が多い状態も多汗症と呼ぶことがあります。多汗症は局所性多汗症と全身性多汗症の2種類に大きく分けられます。局所性多汗症は、特定の部位、例えば、脇、手のひら、足の裏、額など、一部分にのみ汗が多く出る症状です。全身性多汗症は、体全体に汗が多く出る症状です。原因としては、遺伝やホルモンバランスの乱れ、精神的なストレス、甲状腺機能亢進症などの病気が挙げられます。
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ワキガ治療:剪除法とボトックス注射

剪除法は、脇の過剰な汗や気になるにおいに悩む方にとって、根本的な解決策を提供する手術法です。この方法は、脇の下の皮膚を切開し、そこから汗腺を取り除くことで、においや汗の発生源を直接的に除去します。 私たちの脇には、アポクリン腺、皮脂腺、エクリン腺といった様々な汗腺が存在します。アポクリン腺から分泌される汗は、皮膚表面の細菌によって分解されることで、独特のにおいを発生させます。これがいわゆる「わきが」の原因です。また、エクリン腺は汗の量を調節する役割を担っており、エクリン腺の働きが過剰になると多汗症を引き起こします。剪除法では、これらの腺を直接取り除くため、においや汗の悩みを根本から解決することが期待できます。 手術は、局所麻酔を用いて行われますので、全身麻酔のような大きな負担はありません。また、入院の必要もなく、日帰りでの手術が可能です。手術後、傷口はガーゼとテープでしっかりと固定します。これは、傷の治りを促し、細菌感染を防ぐための大切な処置です。この固定は、およそ一週間程度続きます。 剪除法は効果の高い治療法ですが、術後に傷跡が残る可能性があることを理解しておく必要があります。傷跡の程度は個人差がありますが、傷跡が気になる方は、手術前に医師とじっくり相談し、納得した上で手術を受けることが重要です。医師は、傷跡を最小限にするための様々な工夫を凝らしていますので、気になることは遠慮なく相談しましょう。また、術後のケアについても丁寧に指導してくれるはずです。
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男性必見!ボトックスで叶える自信に満ちた印象

- ボトックスとは?ボトックスは、「ボツリヌス菌」という細菌から抽出されたタンパク質を精製して作られた薬剤です。このボツリヌス菌は、食中毒の原因となることもある怖いイメージがありますが、ボトックス治療に用いられる薬剤は、毒性を極めて低く、安全性が確立されています。 ボトックスは、筋肉の動きを抑制する働きがあります。顔には、笑ったり、眉を寄せたりする際に働く表情筋と呼ばれる筋肉があります。この表情筋の動きをボトックスによって抑制することで、顔に刻まれたシワを目立たなくしたり、予防したりすることができるのです。 ボトックスは、メスを使わずに注射で薬剤を注入するため、施術時間は10分から15分程度と短く、施術直後からメイクも可能です。また、ダウンタイムもほとんどなく、日常生活に支障が出にくいことも大きなメリットです。そのため、手軽に若返り効果を実感できる施術として人気を集めています。効果の持続期間は一般的に3ヶ月から半年程度とされています。効果が薄れてきたと感じたら、再度施術を受けることで効果を持続させることができます。
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