脂漏性角化症

記事数:(4)

ほくろ・イボ

加齢とともに?!老人性イボの正体

- 老人性イボとは?老人性イボは、医学的には脂漏性角化症と呼ばれる、皮膚にできる良性の腫瘍です。いわゆる「イボ」とは異なり、ウイルス感染によってできるものではありません。加齢に伴って現れやすくなるため、このような名前で呼ばれています。早い方では30代後半頃から見られるようになり、高齢になるほどその数は増加する傾向にあります。老人性イボは、顔や首、背中など、紫外線を浴びやすい場所にできやすいのが特徴です。これは、長年の紫外線暴露が原因の一つと考えられています。また、遺伝的な要因も関係していると考えられています。見た目としては、褐色から黒色のイボのような突起として現れます。大きさは数ミリ程度のものから数センチになるものまで様々です。表面はザラザラとした質感を持つことが多く、一見するとほくろと見間違えることもあります。老人性イボ自体は、基本的に悪性化することはなく、健康上の問題を引き起こすこともありません。しかし、見た目の問題から治療を希望される方が多くいらっしゃいます。治療法としては、液体窒素を用いて凍結させる方法や、レーザーで焼灼する方法などがあります。気になる方は、皮膚科専門医に相談してみることをおすすめします。
しみ・ニキビ

シミの種類と対策

しみは、肌に現れる色の濃い部分です。これは、肌の色を作る黒い色素であるメラニンが過剰に作られ、一箇所に集まることで起こります。メラニンは、紫外線から肌を守るために作られる大切なものですが、過剰に作られると、しみの原因となります。 しみは、紫外線だけが原因ではありません。女性ホルモンのバランスの乱れもしみの原因の一つです。妊娠や出産、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期にしみができやすいと言われています。また、肌への摩擦などの刺激もしみの原因となります。例えば、衣服やアクセサリーとの摩擦、洗顔時のゴシゴシ洗いなどが、メラニンを過剰に作り出し、しみを悪化させる可能性があります。 年齢を重ねることも、しみの原因となります。年を取ると、肌の生まれ変わる働きが弱くなり、メラニンを含む古い角質が肌に留まりやすくなります。その結果、しみやしわ、くすみなどが目立ちやすくなります。 しみは、一つとして同じものはありません。大きさ、色、形、そしてできる場所も様々です。また、原因も一つとは限りません。紫外線だけでなく、ホルモンバランスや摩擦、加齢など、様々な要因が複雑に絡み合ってできます。そのため、自分のしみは一体何が原因なのか、正しく見極めることが大切です。しみを薄くしたい、あるいはこれ以上増やしたくないと考えるなら、自分のしみの種類や原因を理解し、適切な対策をする必要があります。しみを予防するためには、紫外線対策を徹底することが重要です。日焼け止めを毎日塗る、日傘や帽子を使う、紫外線の強い時間帯は外出を控えるなど、日頃から紫外線から肌を守る習慣を身につけましょう。また、バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動なども、健康な肌を保つために大切です。これらの生活習慣を改善することで、しみのできにくい肌を作ることができます。
ほくろ・イボ

進化するCO2レーザー治療:CO2 Espritの可能性

- CO2レーザー治療とはCO2レーザー治療とは、水によく吸収されるというCO2レーザーの性質を利用した治療法です。 CO2レーザーから照射される10,600nmの波長を持つレーザー光は、肌に含まれる水分に吸収されると、熱エネルギーに変わります。この熱エネルギーが、肌の表面を蒸発させたり、組織を固めたりすることで、様々な肌の悩みに効果を発揮します。従来のメスを使った手術と比較して、出血や痛みが少なく、傷跡も残りにくいという利点があります。 また、治療後の回復が早いことも大きなメリットです。CO2レーザー治療は、しみ、そばかす、ほくろ、いぼ、ニキビ跡、傷跡、たるみ、小じわなど、様々な症状に効果が期待できます。治療する部位や症状によって、レーザーの照射方法や出力、治療回数を調整します。治療を受ける際は、医師とよく相談し、ご自身の症状や肌質に合った治療法を選択することが大切です。
ほくろ・イボ

実は治療できる?老人性いぼ【脂漏性角化症】

- 脂漏性角化症とは?脂漏性角化症は、中高年の方に多く見られる、「老人性いぼ」や「老人性疣贅」と呼ばれる皮膚の良性腫瘍です。年齢を重ねるにつれて現れやすくなることから、皮膚の老化現象の一つと考えられています。このいぼは、顔や頭、胸、背中など体のどこにでもできる可能性がありますが、手のひらと足の裏にはできません。一見するとシミと似ていることがありますが、脂漏性角化症は皮膚から盛り上がっている点が異なります。初期は、小さく平らな淡褐色の斑点として現れます。その後、徐々に大きくなり、色が濃くなっていくのが特徴です。表面は、ザラザラとした質感で、まるでイボのように盛り上がっている場合もあります。脂漏性角化症自体は、体に害のない良性腫瘍なので、必ずしも治療する必要はありません。しかし、見た目が気になる場合や、衣服との摩擦で炎症を起こす場合は、皮膚科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
error: Content is protected !!