
知っておきたい脱毛症:円形脱毛症
- 円形脱毛症とは円形脱毛症は、その名の通り、頭皮に円形または楕円形の脱毛斑が生じる病気です。ある日突然、抜け毛が増えたことに気付き、よく見てみると、頭皮の一部分に丸い脱毛斑を発見する、というケースが多いようです。脱毛斑は、触るとツルツルとした滑らかな表面をしているのが特徴で、多くの場合、赤みや炎症を伴いません。その大きさは、小さいものでは10円玉程度から、大きいものでは500円玉程度のものまで様々です。一般的には単発で生じることが多いですが、症状が進行すると、脱毛斑が徐々に拡大し、近くの脱毛斑と繋がって、より広範囲に脱毛が広がってしまうこともあります。さらに症状が進むと、頭皮全体に脱毛が広がり、最終的には全ての髪の毛が抜け落ちてしまうことがあります。これを「全頭脱毛症」と呼びます。また、頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛、ひげ、体毛など、全身の毛が抜け落ちてしまう「汎発性脱毛症」に至るケースもあります。